『龍が如く』 主人公の“がん”明かす 声優・黒田崇矢、自身の経験を重ね「細かく芝居つくった」
『龍が如く』シリーズは、“大人向けのエンタテインメント作品”というコンセプトをもとに、2005年に誕生した作品。愛、人情、裏切り…巨大歓楽街に生きる熱き男たちの生き様を描いています。そして、新作となる『龍が如く 8』(D区分:17歳以上対象)では、シリーズ初の海外ステージとなる“ハワイ”を舞台に、どん底から再びはい上がる男・春日一番(声:中谷一博さん)と人生最期の戦いに挑む男・桐生一馬の“ダブル主人公”のドラマが繰り広げられます。
黒田さんは新作について「普通に自分が出ているとか関係なく、“なんて面白そうなゲームなんだろう”ってまず思っちゃったんですね。それで、私の役的にいえば(がんを)告白していましたよね。あそこが本当に肝ですよね」と、声を担当する主人公・桐生一馬ががんを告白するシーンについて語りました。
そんな黒田さん、自身も様々な病と闘ってきた経験があるそうで「長い人生で何度も死にかけているんで。入院したり、本当にいろんな病を乗り越えてきた。その時を思い出しながら(演じた)」と明かしました。
さらに、“どのようなことを意識して演じたのか?”と聞かれた黒田さんは「“体の中がやばいときは、体全体に力が入らない、大きく呼吸ができない”という感じを思い出しながら、だけど周りの人間に気づかれないように、周りの人間に気を使わせないようにしゃべっていた記憶があるので。多分、桐生もそうするのではないかと。気づかせないように頑張ってしゃべるんだけども、呼吸も深く吸えない、体に力が入らない、だからどこかちょっと弱くなってしまうっていうような微妙なニュアンスは意識しながら。細かく芝居をつくったつもりです」と自身の経験と照らし合わせながら役作りをしたことを明かしました。