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声優・榎木淳弥、「どんなに社会的に成功しても」将来への切実な願い明かす

2023年9月17日 22:32
声優・榎木淳弥、「どんなに社会的に成功しても」将来への切実な願い明かす
榎木淳弥さん
声優の榎木淳弥さんが16日、アニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の公開記念舞台挨拶に、同じく声優の上田麗奈さん、久野美咲さん、俳優の瀬戸康史さん、林遣都さん、岡田麿里監督と登場。映画にちなんで将来の夢を明かしました。

本作は、大ヒットアニメ映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で脚本を務め、監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里監督の最新作。変化を禁じられた世界で、止められない“恋する衝動”を武器に、未来へともがく少年少女を描いた物語です。榎木さんは主人公・菊入正宗の声を担当しました。

自身が演じた正宗について榎木さんは、「この世界のどこかにいそうな人物像。葛藤というか、“やりたいのに”という気持ちはすごく分かりますし、リアリティーあるキャラクターだなと思いました」と共感を示しました。

さらに、「現実世界でも、変わっていこうとすることを抑えつけられることって、学校でも社会でもあったと思うので、結構僕も悔しい思いをしてきた。もっと自分は違うことをやりたいのに“同じようにしろ”みたいなのは体験してきたので。そこが一番共感できました」と自身と重なったポイントを語りました。

また、映画にちなんで将来の夢を聞かれた榎木さんは、「家族に囲まれて死ぬこと」と回答。おふざけではないと強調し、「たまに思うんですよ。どれだけ社会的に成功しても、孤独死はいやだ」と切実に話し、観客の笑いを誘いました。

映画『アリスとテレスのまぼろし工場』全国公開中
(c)新見伏製鐵保存会 配給:ワーナー・ブラザース映画 MAPPA