東京事変・亀田誠治、椎名林檎と出会ったきっかけは1本の電話 「僕の大きな転機」
■出会いを引き寄せたのは「亀ちゃんの人柄」
亀田さんはこれまで、バンド・東京事変のベーシストとして活動するほか、椎名林檎さんやスピッツ、GLAY、いきものがかり、JUJUさん、平井堅さん、⽯川さゆりさん、FANTASTICS from EXILE TRIBE、アイナ・ジ・エンドさんなど、数多くのアーティストのサウンドをプロデュースし、アレンジを⼿がけてきました。また、企画を立ち上げ実行委員長を務める『日比谷音楽祭』を、日本有数のフリー野外音楽フェスティバルに自ら育て上げた実績も今回大きく評価されました。
授賞式で亀田さんは、東京事変としても一緒に活動する椎名林檎さんの名前を挙げ、「1990年代の終わりに、椎名林檎さんと出会います。ここが僕の大きな転機となりました。当時、レコードメーカーの方から電話がかかってきて、“まだ10代の素晴らしいシンガーソングライターがいる。女の子だ。今までに聞いたことのないメロディーと文語調の歌詞、本人が言っていることを理解するのがみんな大変で、どう導いていいか分からない。亀ちゃんの人柄だったら、そんな彼女に向き合ってくれると思って”と言われて作品を作り始めます」と、その出会いを振り返りました。
その後、椎名林檎さんの楽曲を聴いたアーティストから次々とオファーが来るようになり、音楽プロデューサーとして活躍の場を広げたことも明かし、今回の受賞に大きく影響があったと感謝を述べました。