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小室哲哉 65歳 水墨画から影響を受け制作した楽曲を約30分間生演奏 「彩りが変わっていくように」

2023年11月28日 22:25
小室哲哉 65歳 水墨画から影響を受け制作した楽曲を約30分間生演奏 「彩りが変わっていくように」
小室哲哉さんと水墨画家・曹亜鋼さん
音楽プロデューサーの小室哲哉さんが、65歳の誕生日を迎えた27日、長崎で行われた『曹亜鋼 アートセンター完成披露発表会』に登場。水墨画から影響を受けて制作した楽曲を披露しました。

お披露目されたのは、中国出身の水墨画家・曹亜鋼さんが手がけた、縦3.65メートル、横9.2メートルの水墨画『永遠の富士山』です。

今年7月に行われた本作品の制作発表会でトークショーのゲストとして登場した小室さんは、曹さんの『永遠の富士山』からインスピレーションを受けながら楽曲を制作。お披露目された水墨画と共に制作した楽曲を披露し、一つの作品を完成させました。

『永遠の富士山』を見た感想について小室さんは「中国の長い歴史、その大地に生まれ育った曹先生が、日本の自然の象徴、文化の象徴である、富士という山に感銘を受けていただいたということに、感謝をしましたね」とコメントしました。

イベントでは約30分の生演奏を行った小室さん。楽曲制作について「僕の場合は一人で積み重ねていく音楽の制作の仕方なので、たった一人でコツコツとやっていくところは曹先生と一緒なんですけれども、曹先生が筆を下ろしているというか、そういうのも見ながら、基本は真摯(しんし)に向き合うということに尽きると思います。どれだけ向き合って、それを音にするかということは第一義として持ちました」と制作の裏側を説明。

また「富士山も最初はなかったわけで、火山や自然の色々な流れであの形になってきて今、みなさんがご存じのような形になってきたっていうところを、短い時間ですけど、それを凝縮して30分ぐらいの音で、その長い脈々とつながっているものは表現したいなと思ってやりました」とこだわりを明かしました。

さらに「今日の(演奏)が完璧な完成ではなくて、どんどんどんどん彩りが変わっていくようにしてあるので、変化していっても面白いなと思っています」と語りました。