【ディズニーシー】新エリアの光へのこだわり 夜のファンタジースプリングスを板垣李光人が取材
■『フローズンキングダム』で描かれる“春の雪どけ”
板垣:氷の宮殿の存在感と、アレンデール城の照明の暖かさの対比もすごくおもしろいなと思ったのですが。
担当者:それが鍵なんです。春のような村の雰囲気が、どんどん寒い冬のノースマウンテンに広がっているのを表現しています。
この新エリアでは、春の雪どけを描くために夜になると山の麓は“暖色のオレンジ”、遠くに見える氷の宮殿は“寒色の青い光”になっています。
さらに、氷の宮殿に近付くと吹雪の音が聞こえるようになり、光と音で、訪れた人が厳しい寒さを想像できるようになっています。
■入り口の看板に“ピクシーダスト”
■ネバーランドの山にも光の演出
そして、フック船長の海賊船から見えるネバーランドの山は、夜になると山全体が緑に色づきます。
板垣:この緑というのは象徴的に使われたのでしょうか?
担当者:緑を際立たせることで、トロピカルの島ということを表現しています。湿度の高さも表現しているので、火山にも雲がかかっています。
■ディズニーの“イマジニア”が大事にすること
夢の世界をつくる技術とアイデア。それらを手がける人をディズニーでは、“イマジネーション”と“エンジニア”を組み合わせ、“イマジニア”と呼んでいます。
板垣:夢の場所を作る上で一番大切にされていることは?
担当者:私たちイマジニアにとって、ゲストの反応はどうだろうということが一番大事です。ディズニーパークに来る皆さんを、どうやったら驚かせられるか、喜ばせられるかということを常に考えています。
(5月15日放送『news zero』より)