本屋大賞初ノミネート・寺地はるな 他者と交わる痛みとその先の希望を描く『川のほとりに立つ者は』
カフェの若き店長・原田清瀬が、ケガをして意識が戻らない恋人の秘密を少しずつ知ることになる物語です。他者と交わる痛みとその先の希望が描かれます。
寺地さんは、1977年佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞し、デビュー。2020年『夜が暗いとはかぎらない』が、第33回山本周五郎賞候補作に。2021年、『水を縫う』が第42回吉川英治文学新人賞候補作に選ばれ、第9回河合隼雄物語賞を受賞しました。本屋大賞には『川のほとりに立つ者は』で、初めてノミネートされました。