寺島しのぶ主演作 手がけたのは92歳のおばあちゃん「笑ってもらおうと思って作った」
山田火砂子監督が映画への思いを語った
映画監督の山田火砂子さん(92)が2日、映画『わたしのかあさん ー天使の詩ー』の完成披露試写会に登壇し、映画への思いを語りました。
映画は菊地澄子さんの児童文学『わたしの母さん』が原作。知的障害のある両親の間に生まれた娘の高子が、両親に反発しながら、葛藤を乗り越えていく物語です。知的障害のある母親役を寺島しのぶさん(51)、娘の高子を常盤貴子さん(51)が演じています。
今回、メガホンをとった山田監督はこの日2回目となる舞台挨拶に登場すると「1回目が終わって、楽できるのかなと思って下に行ったのが運の尽き。パンフレットにね、名前だけ書けっていうから、調子よく書いてたら"これは売れるから監督全部サインして”って山盛りに持ってきて、(舞台挨拶の)寸前まで。手が疲れるからもう嫌だっていうのに。本当によく使っていただけて、92歳まで。今、医者に怒られてるのがね"働き過ぎだよ。死んじゃう、そんなことやってたら。1回言ってやるかな、娘さんに、あまりこき使わないでくださいって”って。そのぐらい働いてるおばあちゃん(笑)」と話し、会場を笑わせました。
山田監督自身も知的障害の子を持つ親で、「知的障害の子供を持って苦労したから、(映画で)今回は笑わせてやろうと思って、必死になって作ったのに"泣きました”って(言われた)。泣かせるために作ってるんじゃないのになって。笑ってもらおうと思って作ったのにって、がっくりしてました。私は賞っていうのはいらない。俳優さんには悪いけどね、観客がうんと入ってくれたらうれしいなって思うのね」と語り、続けて「だからマスコミの方々にぜひお願いしたいのは"おもしろい映画ですよ”障害者映画っていうより、泣いたり笑ったりっていう方を強調してください。日本人は泣く映画より笑う映画の方が好きみたいだから」と報道陣に呼びかけました。
映画は菊地澄子さんの児童文学『わたしの母さん』が原作。知的障害のある両親の間に生まれた娘の高子が、両親に反発しながら、葛藤を乗り越えていく物語です。知的障害のある母親役を寺島しのぶさん(51)、娘の高子を常盤貴子さん(51)が演じています。
今回、メガホンをとった山田監督はこの日2回目となる舞台挨拶に登場すると「1回目が終わって、楽できるのかなと思って下に行ったのが運の尽き。パンフレットにね、名前だけ書けっていうから、調子よく書いてたら"これは売れるから監督全部サインして”って山盛りに持ってきて、(舞台挨拶の)寸前まで。手が疲れるからもう嫌だっていうのに。本当によく使っていただけて、92歳まで。今、医者に怒られてるのがね"働き過ぎだよ。死んじゃう、そんなことやってたら。1回言ってやるかな、娘さんに、あまりこき使わないでくださいって”って。そのぐらい働いてるおばあちゃん(笑)」と話し、会場を笑わせました。
山田監督自身も知的障害の子を持つ親で、「知的障害の子供を持って苦労したから、(映画で)今回は笑わせてやろうと思って、必死になって作ったのに"泣きました”って(言われた)。泣かせるために作ってるんじゃないのになって。笑ってもらおうと思って作ったのにって、がっくりしてました。私は賞っていうのはいらない。俳優さんには悪いけどね、観客がうんと入ってくれたらうれしいなって思うのね」と語り、続けて「だからマスコミの方々にぜひお願いしたいのは"おもしろい映画ですよ”障害者映画っていうより、泣いたり笑ったりっていう方を強調してください。日本人は泣く映画より笑う映画の方が好きみたいだから」と報道陣に呼びかけました。