ソフトバンク前監督・工藤公康、今欲しい車を熱弁 監督退任後は“農業”に“DIY”
選手時代に投手として11度日本一を果たし、史上23人目の200勝投手にも輝いた工藤さん。現役引退後もソフトバンクホークスの監督としても何度も日本一となっています。
また、車好きの工藤さんはこれまでに『三菱 パジェロ(ショート)』や『メルセデス・ベンツ 560SEC』など11台の愛車を乗り継いできました。
そんな工藤さんに、監督を退任した今、新たに欲しい車を聞くと「軽です! 軽トラックが欲しいです」と明かしました。「息子が農業やっているのもあって、僕もそこを手伝うっていう形でやっていて。農道は狭かったりするので、小回りの利く軽トラックがあると便利」と、長男で俳優の工藤阿須加さんの影響で始めた農業用の車が欲しいと話しました。
さらに「僕自身DIYもやっているので、大きい板とか購入するときに荷台が大きいのがあるといいですね。普通の車でも買い物行ったことありますけど、とてもじゃないけど積めないんですよ」と趣味であるDIYのためにも、積載量のある車が欲しいと言います。
■BluetoothにUSB接続 最新軽トラックに驚き
工藤さんに、最初に紹介されたのが“日本2大軽トラック”のうちの1台『ダイハツ ハイゼット』(2021年式)。自動ブレーキなど安全面の機能だけでなく、最小回転半径3.6mと小回りも利くこの車。積載量でも、荷物をとめるフックの数が軽トラックでは最大の25個ついており、農業でよく利用されるリンゴのコンテナが約48個積載可能なほど大きな荷台となっています。
工藤さんが荷物を積んでみると「すごく入る! キャンピングカーにこの量は入らない!」と改めて実感。実際に乗車してみると「BluetoothとUSB(接続)もあって音楽が聴けるんですね」と最初に驚きました。さらに「変速がすごくスムーズです。軽トラックって感じがしないスムーズな走りです。(シートも)厚くはないですけどクッションがあって乗り心地がいいですね」と乗り心地を確かめていました。
■工藤公康が没頭する“農業”&“DIY” その魅力とは
工藤さんが、軽トラックに魅了される理由となった“農業”の魅力を聞くと「(農業は)大変な仕事だと思うんです。でも出来たときの野菜のおいしさとか。実際に食べてもらって“おいしかったです”って言われた時は、うれしいですよね。おいしい野菜を作っているということにプライドを持って皆さん農業されているので、一つのものを作り上げるっていう喜びと似てるんじゃないかなって思います」と語りました。
さらに、軽トラック購入を考えるもう一つの動機となっている“DIY”について「自分が作ったものは、たとえ失敗してもそこに味があるんですよ。オリジナルの魅力がすごくあるんですよ」と目を輝かせ「ただ気まぐれに木を切って机を作るとかじゃなくて、ちゃんと(想定図を)紙に書いて、材料は何を使ってとか全部やるんです。その後で設計図を描いて、必要なものを買いに行く。野球も好きだけど今はDIYに夢中です。(作業場に)一生いたいって思っちゃう」と魅力を語りました。
■工藤公康 軽トラに魅了され「どうしよう…」
1台目の『ダイハツ ハイゼット』を前に「もうこれでいいですかね。文句がないです」と満足しつつ、4人乗りタイプにも興味があるという工藤さん。次に登場したのが『ダイハツ アトレーデッキバン』。配達をする小売店の方や、狩猟をする方が獲物を運搬するように買うことが多いというこの車。荷台の積載量は一般的な軽トラックに比べると少ないものの、リクライニングや後部座席をフラット化することで車内に広いスペースを確保することが可能です。
実際に乗車した工藤さんは「畑だったらこれぐらいでもいいですけど、DIYだと板とか乗せたりはできないですね」とDIY向きではないと感じつつ、「ターボがあるおかげで速いですね。抜群です、どうしよう」と乗り心地に感動していました。
■電気軽トラックも登場
最後に、電気自動車にも興味のあるという工藤さんに紹介されたのが、電気軽トラック『HW ELECTRO ELEMO-K』。広いウインドーエリアが特徴的で、1回の充電で120kmが走行可能、非常用電源としても利用可能な1台です。
工藤さんが試乗してみると「静か! クーラーの音が少しするくらいで、クーラー音無かったらほとんど聞こえないんじゃないかな」と電気自動車ならではの魅力を発見していました。
■工藤公康が語る、野球・農業・DIY 「没頭してしまう人が上達が早い」
工藤さんは、軽トラックの購入を考えるほどハマっている“農業”と“DIY”について「“一つのものを作る”っていう意味で(野球と)似てると思います。野球では自分自身を作るっていうことだと思うんですけど、そこに没頭出来るか出来ないかって、すごく大事だと思います。“これぐらいでいいか”って次へ行っちゃうよりも、本当に納得できるまで没頭してしまう選手の方が上達が早いかなと思います。一つ一つ丁寧にやっていく選手の方が大成してからも長続きすると思います」と、工藤さんならではの目線で語りました。