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ソフトバンク前監督・工藤公康 初愛車は球団に内緒で購入「近くの喫茶店の裏の駐車場に・・・」

2022年10月15日 22:00
ソフトバンク前監督・工藤公康 初愛車は球団に内緒で購入「近くの喫茶店の裏の駐車場に・・・」
野球人生を歴代の愛車とともに振り返った工藤公康さん
プロ野球選手として29年、その後福岡ソフトバンクホークスの監督としても活躍した工藤公康さん(59)が、これまでの“野球人生”と共に歴代の“愛車”について振り返りました。

工藤さんは選手時代に投手として、埼玉西武ライオンズ、福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズの4球団を渡り歩き、11度の日本一を果たした“優勝請負人”。史上23人目の200勝投手でもあります。

工藤さんの初愛車は『三菱 パジェロ(ショート)』。西武ライオンズのルーキーとして活躍し、最優秀防衛率を受賞した22歳の時に購入しました。当時は寮生活で、寮生は車を買ってはいけないと言われていたそうですが、「こっそり買って、近くに喫茶店があってその裏に駐車場があったので、そこに置かせていただいて…」と内緒で購入し、所有していたことを明かしました。

工藤さんは、名古屋電気高等学校(現在は愛知工業大学名電高等学校に校名変更)3年生の時に、甲子園大会2回戦でノーヒットノーランを達成。その後は社会人野球への所属が決まっていたそうですが、プロ野球ドラフト会議の6位にかかったそうで、当時西武ライオンズの管理部長だった根本陸夫さんと父親が話をしたところ、父親に「お前プロ行け」と言われ、プロ野球への入団を決意したそうです。

■「そろそろ乗っていいかな」 初愛車購入の1年後に“初外車”

初愛車の購入から1年後、工藤さんは日本シリーズMVPを獲得した23歳の時に『三菱 パジェロ(ロング)』を購入。さらに翌年も日本シリーズMVPを獲得し、当時の副賞が『トヨタ クラウン ロイヤルサルーン』だったそうでですが、まだ若いということもあり車種変更をして『トヨタ ソアラ』を頂いたそうです。

そして26歳の時には初の外車『メルセデス・ベンツ 560SEC』を購入。工藤さんは「(プロ野球選手として)一人前になって、成績も残しているので、そろそろベンツ乗っていいかなと思って」と、購入を決意した経緯を語りました。その後は、結婚した1991年、28歳の時に『メルセデス・ベンツ 560SEL』と『キャンピングカー』を購入しました。

■家族のためにアメリカ車を購入 「エンジン音もいいんですけど、クッションが柔らかい」

31歳の時に、福岡ダイエーホークスへ移籍した工藤さん。現在、俳優として活躍する工藤阿須加さん、そしてプロゴルファーの工藤遥加さんらが幼かった頃で、家族で乗る車が必要だったため、思い切って車体が大きな『ダッジ ラムバン』を購入。「アメリカの車ってエンジン音もいいんですけど、クッションが柔らかいじゃないですか。なので子供たちが寝てるとき、多少道がぼこぼこしててもあんまり起きたりしないんですよ」と子供たちと乗っていた頃の思い出を交えながら語りました。

その2年後、35歳の時に『日産 エルグランド』、そして37歳の時に『トヨタ セルシオ』を購入。現役を引退した2011年、48歳の時には『トヨタ ヴェルファイア』、現在は『トヨタ アルファード』と『キャンピングカー』を所有しています。

■幼少期に、厳しかった父親が乗っていた愛車

最後に「怖くて厳しかった」という父親とのエピソードを語った工藤さん。その父親が乗っていたのが『日産 グロリア(3代目)』でした。この車については“磨いた記憶”が強く残っているそうで「この車をすっごい大事にしてました。だから磨くの一つおろそかにさせないというか。だから磨き残しがあったら(父親に)殴られた」と、父親の厳しさを思い出す車だと語りました。

■車は「僕にとってのパートナー」

工藤さんにとって車とは? と聞くと「僕にとってのパートナー」と回答。理由について「いろんな出来事を一緒に見てきて、いろんな出来事を感じてもらって、常に一緒にいたのが車なのかなって」と語りました。

(10月15日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)

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