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ホスト界の帝王・ROLAND 歴代の愛車を語る “ノンアルコール接客”は「愛車に乗りたかったから」

2022年7月17日 22:00
ホスト界の帝王・ROLAND 歴代の愛車を語る “ノンアルコール接客”は「愛車に乗りたかったから」
歴代の愛車を語ったROLANDさん
“ホスト界の帝王”と呼ばれる実業家のROLANDさん(29)が、これまでに購入した歴代の“愛車”を紹介。愛車がきっかけとなって起きた、“人生の転機”を明かしました。

ROLANDさんは、歌舞伎町でホストクラブを経営、現役ホストとして働く傍ら、独自の“人生観”と“名言が”人気となり、タレントとしても活躍。現在は美容サロンなど8社を経営する実業家でもあります。

■ホストなのに“ノンアルコール接客” きっかけはまさかの愛車

プロサッカー選手になるため、強豪校に進学するなど、学生時代はサッカーに打ち込んできたROLANDさん。しかし、自分の技術に限界を感じ、挫折を味わい違う世界で“一発逆転”を狙うため、18歳の時に、歌舞伎町でホストとして働く道を選びます。わずか1年後には、月の売り上げは1000万円を超える“No.1ホスト”になったROLANDさんは、“ベンツ”というブランドと、“オープンカー”への憧れから、『メルセデス・ベンツSL』の購入を決意します。

この時期は、毎月給料が入ったらすべて使うほど金遣いが荒かったそうで、「貯金もないし、ホストはローンも通らないので、現金で払える限界の車を探して購入しました』と振り返り、初めての愛車は、『メルセデス・ベンツ』の2シーターオープンモデル・SLKクラスの3代目となる『メルセデス・ベンツSLK200』を購入しました。

「うわ! なんで手放したんだろ…」と思わずつぶやく程、この車はROLANDさんにとって“一番思い出のあるファーストカー”。当時、自ら運転をして歌舞伎町に毎日出勤していたそうで、「これに乗りたいがために接客でもお酒飲まなくなって、飲まなくても楽しませる自信があったし、とにかくトークがうまければ関係ないんです」と、ホストがアルコールを飲まずに接客するという、“伝説の接客術”が生まれたきっかけを明かしました。

しかし、車はオープンカーで、なおかつROLANDさんのトレードマークの金髪が歌舞伎町でひときわ目立っていたそうで、「営業後に歌舞伎町を運転してると、『ホストなのになんで車乗ってるんだ』って、警察が毎回取り締まりに来て困ってました」と苦笑いしながら当時の思い出を語りました。

■タレントとして活動するきっかけをくれた愛車

ROLANDさんが25歳の時に乗り換えた車は、ホストの下積み時代に憧れていたという高級車『ロールス・ロイス レイス』。ホストとして売れてない頃、格安で購入したママチャリで出勤していたROLANDさんは、「青梅街道の坂を自転車で走ってるときに、真っ黒な『ロールス・ロイス』が、俺の横をさっそうと坂を上っていったことがあって…。悔しくて惨めで、いつか絶対買ってやると思ってました」と当時の心境を明かしました。

この『ロールス・ロイス』が、ROLANDさんを有名にさせたそうで、「『ホストでロールス・ロイス乗ってるやつがいるらしいぞ!』って大きく話題になって、テレビにも出られるようになりました」と、タレントとして活動し始めたのは、車がきっかけだったと語りました。

『ロールス・ロイス』で特に好きだったのが、スポーツカーにも搭載される程パワーのある“V12エンジン”だったそうで、「馬力のあるエンジンを搭載しているのにも関わらず、静粛でエレガントで、初めて乗った時は思わず感動しました」と振り返りました。またロールス・ロイス特有の“ブランド哲学”にもひかれていたそうで、「ロールス・ロイスは昔、『必要にして十分』っていう馬力の表記を出している時期があって、他社は馬力とか詳細に出して、競り合ってる時に、ロールス・ロイスも馬力は強いんですけど、詳しく出してないんですよね。人間で例えると、みんなが『港区で年収いくら』ってマウント取ってるなかで、『年収は必要にして十分です』って答えるのはかっこいいですよね」と、しみじみ語りました。

■販売台数非公開! 希少な現在の愛車

その後、26歳で『アストンマーティン』、27歳で『ロールス・ロイス ファントム』、28歳では『フェラーリ カリフォルニアT』と乗り換えてきたROLANDさんの現在の愛車は、メルセデス・ベンツの最高級モデル『メルセデス AMG SL 65』。このモデルは完全受注生産で、販売台数は非公開になるほど、日本ではかなり数の少ない車だそうです。「同じ価格帯なら、『マクラーレン』とか派手な車に乗れるのに、外見はすごく目立つわけではないんですけど、あえて中身はV12エンジンが搭載されたシックなベンツに乗っている。主張しすぎないラグジュアリーで、中身はめちゃくちゃ詰まってるっていう…。そういう人にもなりたいなっていうのもありますね」と、購入理由を明かしました。

■車はいくつになっても楽しめる“おもちゃ”

普段のクールな装いとは違い、車について楽しそうに話すROLANDさん。車は単に移動のツールではないそうで、「車って、いくつになっても楽しめる“おもちゃ”なんです。子供の時のおもちゃって楽しいですけど、大人になったら、そんな楽しいおもちゃは、なかなかないですからね。車は10年、20年たって振り返っても、きっと楽しいだろうし、ずっとこの“おもちゃ”で遊べるなって思います」と感慨深そうに語りました。

(7月16日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)