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『週刊少年ジャンプ』創刊55周年記念 『こち亀』最新作が11か月ぶりに読み切り掲載 

2023年6月28日 22:32
『週刊少年ジャンプ』創刊55周年記念 『こち亀』最新作が11か月ぶりに読み切り掲載 
(c)秋本治・アトリエびーだま/集英社
『週刊少年ジャンプ』が7月に創刊55周年を迎えるのを記念して、秋本治さんの人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の新作読み切りを同誌に掲載することを28日、集英社が発表しました。

掲載されるのは、2023年32号(7月10日・月曜日発売)。その翌週、33号をもって『週刊少年ジャンプ』は創刊55周年を迎えます。

こち亀”の愛称で親しまる本作は、1976年の連載開始から40年間一度の休載もなく連載を続け、現在、コミックスは201巻まで刊行。亀有公園前派出所に勤務する主人公・両津勘吉や同僚を中心に個性豊かなキャラクターが数多く登場するギャグ漫画で、これまでにテレビアニメ、テレビドラマ、劇場版アニメ、劇場版実写映画、舞台、ゲームなど、さまざまなメディアで展開されています。

新作のタイトルは、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 希望の煙突『夏』-1963-勘吉たちの夏休み』です。『希望の煙突』シリーズは、これまで2作が登場。1作目は『週刊少年ジャンプ』2004年18号で、“こち亀”の1エピソードとして、日本が高度成長期を迎えた1960年代の、東京・足立区にあった火力発電所で働く歌手志望の女性・紅月灯(あかつき・りん)を巡るエピソードを掲載。

2作目『希望の煙突―端島―』は、2012年12月に「少年ジャンプNEXT! 2013WINTER」で発表。両さんではなく灯を主役に据えて、彼女の故郷・長崎県長崎市端島、通称“軍艦島”が舞台となっています。

最新作で描かれるのは、1963年の夏。灯が少年時代の両さんの同級生として登場します。少年・両さんが、友人とともに訪れた灯の地元の島・“軍艦島”で巻き起こす、ひと夏の大冒険が描かれます。

“こち亀”の「週刊少年ジャンプ」での読切掲載は、2022年8月22日・29日合併号(同年8月8日発売)以来、11か月ぶりとなります。