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木久扇流に祝福「笑点」55周年展が開幕

2021年4月8日 19:35
木久扇流に祝福「笑点」55周年展が開幕

落語家の林家木久扇(83)が8日、新宿高島屋で開幕した「笑点放送55周年特別記念展」のセレモニーに出席しました。

木久扇さんは「ついこの間入ったばかりで、まばたきしてたら55年たっていたという感じでございます」と挨拶しました。

1966年に放送を開始し、お茶の間に笑いを届けてきた人気演芸番組「笑点」。展覧会は歴代のメンバー遍歴など55年の歴史をさまざまな視点で振り返る内容で、笑点メンバー(司会・春風亭昇太、三遊亭小遊三、三遊亭好楽、林家木久扇、林家三平、三遊亭円楽、林家たい平、山田隆夫)の普段見られないプライベート写真も公開。限定の笑点グッズも販売されています。

ほかにも笑点の収録で実際に使われた小道具の展示や、三波伸介さん、五代目三遊亭圓楽さん、桂歌丸さんらが司会を務める懐かしい映像が上映されるなど見所満載。名物コーナー大喜利の舞台も再現され、お客さんは実際に使用された座布団に座って記念撮影できます。さらに、有料で笑点メンバーとの合成写真を撮ることもできます。

画家としても活躍する木久扇さんの絵画展も併設され、最新作「日本橋」など数々の作品も展示されています。もともと漫画家志望だった木久扇さんは林家木久蔵時代の30歳より本格的に絵を描きはじめ、落語の世界をイメージさせる画風が人気に。独自に工夫した多色刷りは“木久蔵錦絵”と呼ばれています。

木久扇さんは「原点に戻るみたいな。ワクワクしながらこんな大きい絵を描いたんです。バカじゃない画家です」と笑顔。55年を振り返って「司会者を5人送ってますから。香典3万円ずつ出して、笑点の歴史は15万円なんです」と木久扇さん流に語りました。

展覧会は4月27日まで新宿高島屋11階の特設会場(入場無料)にて開催されています。