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「やる気が出ない…」「ガーン」本当の気持ちを伝える“はんこ” 担当者に聞く製作の経緯

2023年9月20日 21:55
「やる気が出ない…」「ガーン」本当の気持ちを伝える“はんこ” 担当者に聞く製作の経緯
「ガーン」を表すはんこ

「やる気が出ない…」や「ガーン」など“自分の本当の気持ち”を伝える、新しいはんこ『ハンコの気持ち』。なぜこのようなユニークなデザインのはんこを製作したのか、担当者に聞きました。

はんこの製造・販売を主に行う株式会社岡田商会。常務取締役の岡山耕二郎さんに話を聞きました。岡山さんによると「本当の気持ちを表現するために、こんなはんこを使っても怒られない、余裕のある世の中を目指していきたい」という思いが込められているといいます。

――『ハンコの気持ち』製作の経緯を教えてください

もともとは「今のじぶんのネガティブな気持ちを表現できるはんこがあったら面白いのではないか?」というアイデアから生まれた商品ですが、さまざまな場面での「忖度(そんたく)」が大きな問題となっている今の世の中において、はんこ屋として何かメッセージを伝えることはできないかという想いから今回のリリースを発信することといたしました。

デザインは「もうヘトヘト…」「あとは任せた!」など33種類。公式サイトで、はんこの素材、デザインと、刻印する名前を入力することで1本から注文することができます。現在までに累計300本以上の注文があったということです。

――さまざまな“気持ち”のデザインがありますが、どのように選ばれるのでしょうか?

忖度を求められる場面や空気を読まないといけない場面で「あるある」な気持ちを想像しながら、専属の女性デザイナーと何度もミーティングを重ね、洗い出しました。今後の展開としては、はっきりとNGの意思を伝えられるようなデザインを増やすことを検討しています。

岡田さんは、はんこをコミュニケーションツールとして、「ユニークなはんこをポン! と押すことで、場の空気が良くなったりコミュニケーションが円滑になればとても嬉しいです」と明かします。

――最後にはんこの魅力を教えてください

私たちははんこのメーカーですが、世の中が便利になり、デジタル化が進めば進むほど、アナログなものの価値が相対的に高まったり、アナログなものの魅力が見直されるのではないかと考えています。

これまでのはんこは「自分を証明するもの」でしたが、これからは「(自分の意思を含めて)自分を表現するもの」としての価値を担っていくのではないかと考えています。いろんなアイデアはんこが世の中に出て、はんこの魅力を感じてくださる方が増えてくれたら、これほどうれしいことはありません。