■育休の間に相方がブレイク
酒寄さんは、ぼる塾の結成当初から産休に入り、息子を出産。育休に入っても、育児をしながらネタ作りなどを陰でサポートしてきました。一方3人は、2019年の『M-1グランプリ』で、結成間もないにもかかわらず3回戦に進出。翌2020年には、田辺さんの決めセリフ「まぁねぇ～」が、ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートするなどブレイク。その年、『THE W』の決勝に初めて進出しますが、優勝を逃しました。
■育休からの復帰舞台で「実力差が離れている」と実感
その後、2022年11月に酒寄さんが劇場に復帰しました。復帰後初の舞台について酒寄さんは、本の出版イベントで「まず、自分の力不足をものすごく痛感しました。今までは3人がテレビに出ていることで、自分との実力差が離れていることは、頭では理解していたんですけど、改めて4人で通常公演に出た時に “あ、自分ってこんなに力の差が開いてしまっているんだ”っていうことに気づいて」と、当時を振り返りました。
しかし、田辺さんをはじめメンバー3人から「“今スタート地点に立ったんだから、何も酒寄さんが焦ることはない。一緒に頑張っていこう”って言ってくれて、すごくそれに救われて、“ここからスタートして私は今から頑張って3人についていこう”って思うようになりました」と、励ましてもらったと明かしました。
■“誰がいつ休んでも大丈夫” ぼる塾が目指す新たな働き方
今年4月、酒寄さんは自身のX（旧Twitter）で、子供が保育園に入園したことを報告し、「ぼる塾はそれぞれの働き方を大事にしてくれるありがたい職場なので、私なりの関わり方で頑張っていきたいと思います。みなさんの見えないところで働いていたりするので、こういうグループもあるのかと思っていただけたらと。それがぼる塾です。よろしくお願い致します」と、メンバーに感謝しました。
ぼる塾は、かねてから“メンバーの誰がいつ産休や育休などで休んでも大丈夫という体制をとっている”と公言しており、“新たな女芸人の働き方”をメンバーが肯定しています。そんな中、今回初めて4人で女芸人No.1決定戦『THE W』の決勝の舞台に立ちます。
酒寄さんは、改めて自身のX（旧Twitter）で「仲間を信じて自分を信じます！ ぼる塾行きます！」と喜びを明かし、あんりさんは、11月に行われたファイナリスト会見で「酒寄さんが、ぼる塾になってから初のテレビ出演なので、それを優勝で飾れたら一番かっこいいんじゃないかなと思っております」と、意気込みを語りました。
今回、863組という過去最多の参加総数からファイナリストに残ったのは、まいあんつ、はるかぜに告ぐ、スパイク、やす子、ハイツ友の会、紅しょうが、変ホ長調、梵天、ゆりやんレトリィバァ、あぁ～しらき、ぼる塾、エルフの12組となっています。
