千咲えみ「OSKの魅力は“レビュー”」
新橋演舞場の8月公演、レビュー夏のおどり『STARt』の製作発表会見が行われ、OSK日本歌劇団、娘役トップスター・千咲えみさんが“レビュー”への意気込みを語りました。
2022年に創立100周年を迎えるOSK日本歌劇団は、宝塚歌劇団、松竹歌劇団(SKD)とともに日本三大少女歌劇のひとつと呼ばれてきました。
今年4月には楊琳(やんりん)さんがトップスターに就任。新たなスタートを切るレビュー夏のおどり『STARt』(8月5日〜8日)は、コンテンポラリーダンスやコメディーショウ、ラインダンスなどの2幕、洋舞レビューをOSK新時代の幕開けとして上演されます。
挨拶で千咲さんは「一つの作品で何作品も見たような感覚を味わっていただけるのではないかなと思うほど一場面、一場面がとても大きなものになっていると思います。みなさんが知ってらっしゃる曲もたくさんあるので、そういう意味でも楽しんでいただけるのではないかなと思っております」と話しました。
2013年に初舞台を踏んだ千咲さん。OSKの魅力について「私もその魅了に憧れて入団したんですけど、やっぱり“レビュー”の素晴らしさ、全世界できっとみんな求めているところではないかなと。歌、踊り、お芝居、華やかさというのは、求めるものではないかなと思っておりまして、100年前から続いていることで、今の時代に合ったものを先生方が作ってくださって新しい作品になっている。昔から続いている“レビュー”の伝統というのをこれからもたくさんお伝え出来たらなと思っております」と公演への意気込みを語りました。
また「いまこのような状況下ですが、多くの方に見ていただいて,みなさんの日頃の我慢していることやいろいろな気持ちをそのひとときだけでも忘れていただけるそんなパワフルで明るい作品になっていると思います。全身全霊で舞台をつとめたいと思います」と笑顔でアピールしました。