吉本芸人がレゴ職人に…今後は二足のわらじ
東京・台場にある屋内型エンターテインメント施設「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」のレゴ職人「マスター・モデル・ビルダー」を決定するファイナルコンテストが25日に同所で開催され、会社員の佐藤慧介さんと、吉本興業に所属するお笑い芸人の黒沼誠さんが優勝しました。
「マスター・モデル・ビルダー」は施設内アトラクションのモデルのデザインや、制作、撤去、設置、修理を行う仕事で、世界に24人しかいない職業。この日はファイナリスト6人が作品作りで腕を競い、佐藤さんと黒沼さんの2人が選ばれました。
黒沼さんは「優勝できるとは思っていなかったんですよね。楽しくやれればいいなとか、芸人としてこのイベントを盛り上げられればいいなということで。結果がついてきてすごくうれしいです」と喜びを語りました。
黒沼さんは普段、お笑いコンビ・ボーイフレンドの一員として活動中。2008年4月結成のボーイフレンドは、黒沼さんのボケに、相方の宮川英二さんが豪快なツッコミを入れるのがスタイルです。芸人としての目標を聞かれると、黒沼さんは「それは『M−1グランプリ』ですね」と即答。今のところ準々決勝進出が最高の成績で、「最低でも準決勝に行けるように。今日(レゴの大会で)優勝できたので、それをパワーにして優勝を狙おうかと…」と目標を掲げました。
今後は芸人とレゴ職人という二足のわらじをはくことになりますが、黒沼さんは「レゴの仕事7割、お笑い3割ぐらいの感じでいいかな。吉本の給料が全然なんで…」と“懐事情”を明かして笑わせました。