お岩役の坂東玉三郎、安全と成功を祈願
「九月大歌舞伎『東海道四谷怪談』」(東京・歌舞伎座、9月2日〜)でお岩・お花を演じる歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんがこのほど、お岩にゆかりのある東京・妙行寺(豊島区)、於岩稲荷田宮神社(新宿区)、陽運寺(新宿区)を訪れました。
玉三郎さんがお岩を演じるのは38年ぶり。お岩の夫・民谷伊右衛門役で、片岡仁左衛門さんも出演します。
玉三郎さんは興行の安全と成功を祈願し、「38年振りに於岩稲荷神社にお参りさせていただきました。また、妙行寺でお岩さまのお墓にお参りもさせていただき、陽運寺にも伺わせていただきました。3か所を丁寧にお参りさせていただいて『東海道四谷怪談』に向かい、神聖な気持ちにもなりました。お岩さまがひとつの女性像として受け入れられたり、信仰の対象としてこられたことにも改めて気づきました」と報告。
公演は新型コロナウイルス感染予防対策を徹底したうえで行われます。玉三郎さんは「一所懸命勤めさせていただきます」と話しました。