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愛知の音楽フェス 主催者が謝罪

2021年8月31日 11:25

参加者の“密状態”や酒類の提供などが問題視された音楽フェス「NAMIMONOGATARI2021」の主催者が、公式ホームページで「お詫びと経緯のご説明」を掲載しました。

「NAMIMONOGATARI2021」は、28・29日に愛知・常滑市で開催された音楽フェス。会場の「密状態」などが指摘され、参加したアーティストのZeebraさんやAK-69さんが自身のSNSで謝罪する事態となっていました。

主催者によると、常滑市が入場制限の上限が5000人へと縮小されるまん延防止等重点措置に指定された時点で、すでにチケット販売が5000枚を超えていたため、愛知県の指示に従い、20日にはチケットの販売は終了。イベント当日は8000人以上の観客が来場したということです。

また酒類の提供については、当初は「過度な飲酒でなければお酒の提供も可能」と愛知県から言われていたといいます。その後、会場がまん延防止等重点措置地域に指定されたことを受けて、県からは販売の自粛要請が出ていたということです。しかし、発注がキャンセルできないものは販売することを県の担当者に伝えた上で、1人2杯までとして販売していたと説明しています。

愛知県が緊急事態宣言の対象地域になったのは、開催前日の27日だったため「そのタイミングでイベントを中止や延期にする事が物理的にできませんでした」としています。

主催者は、まん延防止等重点措置の対象地域になった時点で出来る対策は行っていたといいますが「ソーシャルディスタンスは守られず、常に密な状態になっていました」と認め、「大きな音楽イベントの感染予防対策に対する認識の甘さが全国の皆様に多大なご心配をおかけしてしまった事を心より深く反省致しております」とコメント。

さらに「この度、このようなご迷惑をおかけしてしまった事を心よりお詫び申し上げます。全出演者、関係者の皆様、この度は誠に申し訳ありませんでした。今回の出演者はイベント制作には一切関係ありません。全て制作会社の弊社に責任があります事、よろしくお願い申し上げます」と謝罪しました。