永野芽郁 映画スタッフ暴露に「事実です」
2019年に本屋大賞を受賞し、累計発行部数100万部を突破したベストセラー小説が映画化された『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)。この作品で主人公を演じた永野芽郁さん(22)にインタビュー。映画スタッフの目撃情報を基に、撮影現場の裏側についてお話を伺いました。
映画は、一通の手紙をきっかけに2つの家族のつながりや親たちの切ない嘘と秘密が明かされる物語。永野さんは、血のつながらない親に育てられ、4回も名字が変わりながらも前向きに生きる、主人公・森宮優子を演じました。
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——公開を迎えますが、今の気持ちは?
クランクインする時からもちろん原作の存在は知っていたし、母親がすごく好きな作品だったので、自分の思い入れもすごく強かった。公開されるっていうのは、なんだかいつもよりも、不安な気持ちはもちろんありつつ、すごく楽しみな気持ちで今はいっぱいですかね。
今回の作品でピアノ演奏に初めて挑戦した永野さん。撮影の約3か月前から練習を重ねていたといいます。
——ピアノ演奏で難しかったところは?
ピアノは全部の指を使うじゃないですか。でも小指なんて、本当に日常生活でほったらかしている指だから。まず指の使い方もそうだし、お芝居をしながらピアノを弾かないといけないので、本当はピアノに全集中したいけど、そしたらお芝居できなくなるし。でも、お芝居集中しすぎるとピアノ弾けなくなるしっていうのは、なかなかコツをつかむまでに時間がかかりました。
——撮影本番は緊張しましたか?
手元を撮られるときはすごく緊張しました。もう、手汗?手汗っていいますよね?手汗がすごくて。なんか「鍵盤がすべる、すべる!」と思いながら弾けました。すごく緊張しました。
——映画の撮影以降もピアノは弾かれているんですか?
いまだに続けています。ピアノは。その実際映画でお世話になった、指導してくださった先生のもとでまだ教えていただいて。
——今は何を弾いていますか?
えー!内緒ですよ(笑)
映画の撮影現場では、スタッフたちが永野さんの“ちょっとはずかしい姿”を目撃していたそうです。その目撃情報を基に、撮影現場の裏側を永野さん本人に聞いてみました。
■スタッフの目撃情報(1)食事シーンでの意外な姿
——ここからは、映画のスタッフの方からいただいた情報を基にお話をしていこうと思うのですが…
えっ、誰だ!
——永野さんと田中圭さんの食事シーンでは、永野さんがカットかかっても食事を続けていたという目撃情報を入手しましたが…これは事実ですか?
あ、事実確認からされるんですか?!事実です!でも一つ言えるのは…私だけじゃないです!田中圭さんも私よりもがっついていました!
——食べることは好きですか?
好きです。基本ずっとなにか食べていたいです。多い時は1日5食くらい食べます。
——5食ですか?時間帯でいうと朝ごはん食べて…
そう!朝から起きていれば、やっぱ5食くらいになっちゃうときありませんか?
——合間にお菓子をつまんだり…
お菓子はだめですよ!1食にカウントしたら!
——気を付けます…
あははははっ!(笑)
■スタッフの目撃情報(2)体育座りで仮眠?
——さらに仮眠の時に、控室ではなく丸椅子に体育座りをして眠っていたという情報も入手しました。これも事実ですか?
これは全部、田中圭情報かな?(笑)うーん…不確か。記憶にない。だって寝てるんですもん(笑)割と今回の作品がロケが多かったので、なんか待機スペースがしっかりあるとか、そういう場所じゃなく点々としていたので、たぶんそれで端っこで休もうと思って、縮まっていたんですかね?
——結構どこでも寝られるタイプですか?
そうですね、割と寝られるタイプです。
——騒音とか明かりがついていたりとかしていても?
本当は、真っ暗な無音が好きですよ。ですけど、気にならないくらい寝たい!っていう時は、たぶん電車の高架下とかでも寝れると思います。
——すごい…
すごいって思ってますか?(笑)
——逆に寝起きはいいほうですか?
悪くはないと思いますけど、本当に疲れて寝たいとき、もう起きた瞬間にイラっとする。「なんで起きなきゃいけないんだよ!」って。アラームの音聞こえてるけど「なんで鳴ってんの?」って思うじゃないですか?アラームに対して、自分が設定したのに。…っていうのはありますけど、まあ基本はすっと起きて支度しますけどね。
■スタッフの目撃情報(3)スタッフ大絶賛のアドリブとは
——永野さんのあるアドリブが「素晴らしくかわいい」とスタッフさんから好評だったのですが、どこだか分かりますか?
え!アドリブなんてあったっけ?
——森宮さん(田中さん)と優子(永野さん)が買い物帰りにひと休みするところで、カフェラテとカプチーノを…
あー!はい、はい、はい!覚えてる、覚えてる!本当に(どっちがどっちか)分からなかったんです。自分で持っていて「まったく見た目一緒じゃん」って。だけど「何にも書いてないの?」って言ったら「書いてないんだよ」みたいに言われて。「いや、分からないでしょ」って言ったまま「本番!」っていう声が聞こえてきたから「え、始まっちゃう!」と思って。とっさに言ったものが、確かに使ってくれてましたね。よかった〜。
——じゃあ本当に自然に出た言葉だった?
そうですね。むしろ役っていうよりも“永野芽郁”がちょっと出過ぎたかもしれない。
終始和やかな雰囲気で、撮影の裏側の姿を明かしてくれた永野さんでした。
映像:映画『そして、バトンは渡された』で主演を務めた永野芽郁さんインタビュー