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妻夫木聡、ヴェネチア国際映画祭で挨拶 「この映画が人生の道しるべになってくれたら」

2022年9月2日 22:10
妻夫木聡、ヴェネチア国際映画祭で挨拶 「この映画が人生の道しるべになってくれたら」
ヴェネチア国際映画祭に登壇した主演の妻夫木聡さん(C)若山和子
俳優の妻夫木聡さん(41)が、イタリア・ベネチアで行われている『第79回ヴェネチア国際映画祭』のプレミア上映会に、俳優の窪田正孝さん(34)、石川慶監督とともに、現地時間1日に出席しました。

妻夫木さん主演映画『ある男』(11月18日全国公開)は、現地時間の8月31日から開催中の『第79回ヴェネチア国際映画祭』で、オリゾンティ・コンペティション部門に正式出品。今回、世界に先駆けて上映されました。

映画は、『第70回読売文学賞』に輝いた平野啓一郎さんのベストセラー小説が原作。妻夫木さん演じる弁護士が、依頼者から亡くなった夫の身元調査の相談を受けるという物語です。

プレミア上映会では、駆け付けた1000人の観客が上映後5分に及ぶ拍手とスタンディングオベーションが巻き起こりました。観客と一緒に映画を鑑賞していた妻夫木さんが、観客に向かって「今日はありがとうございます。ここに来られて本当にうれしいです」と英語で挨拶しました。

また、映画の話題になると、妻夫木さんは「自分とは何者かと問い続けながら、役と向き合いました。弁護士という役どころなので、もちろんそういう勉強もしたのですが、今回は特に子供との時間を大事にしました。子供の存在を通して、自分の生きている意味や仕事について鏡のように考えることができました」と役作りを振り返り、「皆さんにとってこの映画が少しでも人生の道しるべになってくれたらうれしく思います」と観客に呼びかけました。