佐藤弘道 55歳、下半身まひの症状で活動休止 発症した『脊髄梗塞』とは
所属事務所のホームページで、佐藤さんは「6月2日(日)研修会指導に向かう機内で体調を崩し、下半身麻痺となり歩けなくなってしまいました。病名は『脊髄梗塞』です」と明かし、「今は緊急入院をし、投薬とリハビリの日々を過ごしています」と近況をつづっています。
■医師に聞く『脊髄梗塞』とは?
佐藤さんを襲った『脊髄梗塞』とはどのようなものなのでしょうか。パークサイド脳神経外科クリニックの近藤新院長によると、脊髄につながる血管がつまることで、突然手足などが動かなくなる病気だといいます。
発症のきっかけについて近藤院長は「突然なってしまうもの。脳梗塞と同じで、血管がつまればいつでもなってしまう」と話し、血管がつまる原因について「いわゆる生活習慣病とか、コレステロールとか、脳梗塞と同じです。年代は特に関係ありません」と説明します。
また、ほかの原因について近藤院長は「外側から力がかかり血管が裂けて起こる外傷性の場合もある」とし、「そういったときは血管が裂けたことによる痛みがある」ということです。
佐藤さんは「『脊髄梗塞』は残念ながら有効的な治療法が無いことは知っています。今は全く歩けません」と明かし、「リハビリでどこまで回復するか分かりませんが、現実と向き合い、今出来ることを一生懸命に行い、また皆様にお会い出来る日を楽しみにしております」と、つづっています。