【独占】人気沸騰!ドラマ「ホットスポット」山梨が舞台のワケは...“運命” バカリズムさんが語る裏側
富士北麓が舞台の人気ドラマ「ホットスポット」には「無尽」など、山梨県民でなければ知らないようなことがたくさん登場します。その裏事情を脚本を手がけるバカリズムさんに、ドラマにも出演している山梨放送の荒木美穂キャスターが独占インタビュしました。
毎週日曜午後10時半からYBSテレビで放送されているドラマ「ホットスポット」。市川実日子さん演じるビジネスホテル勤務の主人公が富士山麓のとある町で、宇宙人の同僚と一緒に身近に起きる小さな事件を解決していく『地元系エイリアン・ヒューマンコメディー』です。
ロケ地となった富士北麓地域では多くのファンが「聖地巡礼」に訪れるなど、その人気はますます過熱しています。
“聖地巡礼”に訪れたファンは
「オープンする10分前から並んでてて。毎回(ドラマに)出てくるから、行きたいなと話してた。ちなみに…公式のグッズです(笑)」
そんな、大人気ドラマの脚本を手がけるのは、お笑い芸人のバカリズムさんです。
荒木美穂キャスター
「山梨をドラマの舞台に選んだ理由は?」
バカリズムさん
「選ばれたというか(笑)。リアルな話をいうと、自然が多い場所がいいなと監督からあって僕もいいなと思った。僕としては東京から離れすぎると方言がたいへんだなと思って、標準語でセリフを書いて。(山梨も)方言はあるんだろうけど、違和感なくみられるのが山梨県だった」
宇宙人が登場するこのドラマ。山梨ではちょうど50年前、小学生が宇宙人と遭遇した「甲府事件」がありますが…
バカリズムさん
「意外と山梨ってUFOとか宇宙人とかの目撃談が多いなと思って、調べていくと。運よくいろんなものが重なっていったというか、放送時間も22時30分で“富士山”なんですよ。運命ですよね(笑)」
劇中では「ハッピードリンクショップ」や「無尽」など、県民にはおなじみの場所や文化が数多く登場します。リアリティあふれる脚本をどう生み出しているのか、その裏側も聞いてみました。
バカリズムさん
「無尽もいろいろ言い方があるんですよね。地域によって違ったり。そういうのもさらっと調べたら無尽って出てくるんですけど、ちゃんとリアルに聞いていかないと(無尽の別名の)『貯金会』は出てこないんですよ。だったらこっちの言い方のほうがいいのかな、みたいな。けっこう山梨の人にもアンケートとらせてもらったりして」
荒木美穂キャスター
「リサーチを重ねられたということですね?」
バカリズムさん
「7~8年住まないと出てこない情報もあるんだろうなと思いながら、絶対山梨の人に突っ込まれてるだろうなって(笑)。ただ、実際のお店に協力してもらって、極力リアリティがでるようにしています。そっちの方が地元の方に身近に感じてもらえて、楽しいと思うので」
最後に山梨の視聴者に向けて、メッセージをいただきました。
バカリズムさん
「この度は山梨県を扱わせていただいてありがとうございます。僕も出来る限りの取材はしたつもりなんですけど、それでも時間に限りがあるというか。住んでらっしゃる人からしたらツッコミどころとかあるかもしれないんですけど、そこはちょっとすみません。多めに見てください(笑)」
「けっこう山梨でロケさせていただいていて地元の方にご迷惑をおかけしているかもしれないけど、それはもう本当に申し訳ありませんでした。これをきっかけに山梨が盛り上がってくれたりとか、地元の方々が山梨でホットスポットやってくれてよかったなと思ってくれるように面白くしていきますので、もうちょっとの辛抱なのでよろしくお願いします」