「川を渡るぼんでん」一年の安寧を祈願
祝日の11日は、「川を渡るぼんでん」が行われ、参加者が一年の安寧を祈願しました。
大仙市の花館地区に170年以上前から伝わるぼんでん行事。
各町内のぼんでんが、厄年や還暦を迎えた人の家をまわり、厄をぼんでんに絡めて町内安全や無病息災などを祈願します。
天から神様が降りて来る目印とされているぼんでん。
午前10時、河川敷にやってきた12本が舟に乗り込みます。
この地区のぼんでんの最大の特徴は「川を渡る」ことです。
川幅は約90メートル。対岸の山の上にある伊豆山神社を目指します。
田村修アナウンサー「ここが大曲大橋です。昭和52年=1977年に橋が完成してそれまであった渡し舟がなくなったそうですが、昔からの名残で、ぼんでんは橋を使わず、舟で雄物川を渡っているそうです。」
ぼんでんが川を渡るのは全国でもここだけと言われています。
唄を響かせながら12本のぼんでんが今年も川を渡り、無事、神社に奉納されました。