閉校した小学校を改修 官民複合の交流拠点完成 横手市十文字町
いわゆる「平成の大合併」から1日で19年を迎えた横手市に、閉校した小学校を改修した交流センターが完成し、開館式が開かれました。生涯学習施設や体育館など4つの建物を統合し、地元の商工会なども入居する官民複合施設は住民が集う地区の拠点としての役割が期待されています。
横手市十文字町の三重地区に完成した交流センター。
横手市 髙橋大 市長
「小学校の趣を残しつつ、様々な機能を備えたこの場所に多くのみなさまが訪れ、様々な出会いや交流が創出される地域の拠点になることを期待しております」
2021年に閉校した旧十文字第二小学校を改修した三重地区交流センターは、鉄筋コンクリート造りの3階建てで、延べ床面積は3700平方メートル余りです。去年6月から工事を進めおよそ4億9000万円かけて整備しました。
老朽化した地区の生涯学習施設や体育館、それに市営の卓球場と市民の健康増進をサポートする「健康の駅よこて南部トレーニングセンター」が統合されたほか、地元の商工会と建設業の組合が入居する官民複合施設です。
横手市三重地区交流センター髙橋信雄 センター長
「このように立派な施設なので、三重地区に限らず十文字、または横手市全域の方々がいつでも気軽に立ち寄っていただきたいなというふうに思います」
いわゆる平成の大合併から1日で19年を迎えた横手市。県内の各市町村で公共施設の再編が進められ、資産の有効活用が模索されるなか完成した交流センターは、住民が集う地区の拠点としての役割が期待されています。