南極の氷に触れて自然の魅力学ぶ
南極の世界について学ぶイベントが秋田市で開かれ、子どもたちが南極の氷に触れて氷点下の世界に想いを馳せました。
秋田市のアルヴェにある自然科学学習館で行われたのは南極の氷の贈呈式です。およそ2万年前に降った雪でできたという南極の氷。南極観測船「しらせ」が持ち帰ったものでかたくて溶けにくいのが特徴です。
南極の世界に触れ子どもたちに夢をもってもらいたいと毎年開かれているこのイベント。30日は2018年からおよそ2年間、南極の昭和基地で施設の維持・管理を担当していた秋田市出身の小山悟さんが講演しました。
小山悟さん「ポットに熱湯入れてってまいてみます。一瞬で粉末状になって凍っちゃうんですね。お湯花火って呼んでます」
最後は参加者にも南極の氷が配られ、氷が解けて2万年前の空気が漏れ出す音に耳を傾けていました。参加者は氷点下の世界に広がる自然の魅力について学びを深めました。