俳優の井上真央さん（35）が、主演映画『わたしのお母さん』の完成披露上映会に登壇し、印象的だったシーンを明かしました。

映画は、苦手だった母と急な事情で同居することになった、井上さん演じる主人公・夕子が複雑な感情を抱えながらも、葛藤を乗り越えて前へと進む姿を描いた親子の物語です。

井上さんは本作について「単純に『楽しかった！』と言える作品ではないかもしれません（笑）でも、登場人物の感情を静かに追い、ひもといていく作品です。母親、娘など、家族それぞれの立場で誰かを思い浮かべたりしながら見てただける作品だと思います」とコメントしました。

また、印象に残っているシーンについて聞かれた井上さんは「母親に洗濯物をたたみ直されるシーンですね。こういう経験は私自身にもあるのですが、私は何とも思わない（笑）表向きは母親と普通に会話をしているシーンですが、夕子にとってはこういう嫌だと感じることの積み重ねが辛いんですよね。日常の本当にささいなことに光を当てている映画だとよくわかるシーンだと思います」と撮影を振り返りました。