中村歌昇、師匠・中村吉右衛門さんの追善公演で息子2人が初舞台 今年の漢字は「喜」
歌昇さんは、播磨屋(中村吉右衛門さんが当主を勤めていた)に所属する若手歌舞伎俳優。私生活では3人の子供の父親です。
■今年の漢字は「喜」 長男と二男が初舞台
2022年は、国立劇場での公演をはじめ歌舞伎座の舞台にも出演した歌昇さん。1年を振り返り、「映像の作品に出させていただいたりとか、いろんなことに挑戦しましたけど、まだまだ誇らしく思ってもらえるような父親にはなれてないかなと、思う1年でした」とコメントしました。
また「9月に私の師匠である(中村)吉右衛門のおじさまの一周忌の追善の公演で、自分の長男の(中村)種太郎と、二男の(中村)秀乃介が初舞台をさせていただけたことが大きなできごとでした」と話す歌昇さん。2022年を漢字一文字で振り返り、「喜怒哀楽で言うと“喜”です」と話しました。
■2023年は「パワーアップした姿を見ていただければ」
そして2023年は、新型コロナの影響で、浅草公会堂での上演が見送られていた『新春浅草歌舞伎』が3年ぶりに開催されます。歌昇さんは、第2部 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)などに出演します。共演するのは舞台のまとめ役、尾上松也さん。そして弟の中村種之助さんといった若手歌舞伎俳優です。
歌昇さんは「3年分のパワーアップした姿を見ていただければなと思います」と意気込みました。
また、2023年の目標については「子供に、自分のお父さんが"カッコいいな”とか、"すてきだな"とか思ってもらえる父親になりたい。お芝居の面、私生活でも」と話し、「自分自身はもっともっといただいたお役を追求してもっともっと表現というものを深く深く、伝えられるような役者になれるように精進していきたい」と明かしました。