【ディズニー】パーク内の資源をリサイクルしたグッズに反響 開発者の“新たな気付き”とは
サーキュレーティングスマイル(Circulating Smiles)とは、“笑顔の循環”という意味。使い終わったものを新しいグッズに生まれ変わらせることで、資源の循環とともに、笑顔がずっと続いていくことを目指しているといいます。この環境にやさしいグッズについて、オリエンタルランド・商品開発部の清水千里さんにインタビューしました。
■パーク内で回収したものを再利用 私生活で役立つ新たな気付きも
東京ディズニーリゾートでは、パーク内で回収されたペットボトルとコーヒー豆のしぼりかすを再利用したグッズが販売されています。ペットボトルを一部原料にした商品は、ふた付きのマグカップ(2600円)やボウル(2000円)など、コーヒーの豆かすから抽出した染料で着色したグッズは、エプロン(7900円)、クッション(6500円)などが販売されています。
■グッズの反響は…
パーク内の資源をリサイクルしてグッズにすることは新しい取り組みだったため、慣れないことも多く、苦労したこともあったという清水さん。その一方で、新たな気付きもあったようで「例えば、ペットボトルはちゃんときれいにしてから捨てないと、リサイクルの原材料にならないことを学べたのは、我々の今後の生活の中でも気を付けようと思うことにつながりました」と明かしました。
また、11月にはパークの従業員たちのコスチュームを一部原料にしたグッズも発売。『マジックランプシアター』や『ブロードウェイ・ミュージックシアター』などのコスチュームを活用したリュックサック(1万9800円)が特に反響が大きかったといいます。人気が高く現在は販売していませんが、2月から再販されるということです。
■グッズ開発を通して「環境問題を考えていただくきっかけに」
お客さんの反響については「実際にお店に来て環境に配慮した商品が出ているんだと興味を持っていただいて、多くの方にご購入いただけました。多くのお客様が環境問題を考えていただくきっかけになったということも聞いております」という清水さん。
2023年2月には、ペットボトルを一部原料として使用したリュックサック(9800円)やトートバッグ(7300円)などの販売も予定しているそうで「私たちも皆さんと一緒に環境配慮に取り組んでいけたらいいなと思っています」と、今後の展望を語りました。