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世界的デザイナー・三宅一生さん  3年前に語っていた服作りへの思い 「長いこと着てもらいたいなという思いが1番」

2022年8月9日 22:10
世界的デザイナー・三宅一生さん  3年前に語っていた服作りへの思い 「長いこと着てもらいたいなという思いが1番」
写真:AFP/アフロ
肝細胞がんのため84歳で亡くなった、『イッセイミヤケ』のブランドで世界的に有名なファッションデザイナー、三宅一生さん。3年前、自身の服作り対する思いを語っていました。

三宅さんは、1970年に『三宅デザイン事務所』を設立し、73年にパリコレクションに参加。1991年には、フランス芸術文化勲章最高位コマンドール受章、2010年には、文化勲章受章など、国内外で数多くの功績を残しました。

■名誉都民に選ばれた際に語った思い「人からお褒めいただいてもまだまだ」

2019年に行われた、東京都名誉都民顕彰式に出席した際のインタビューでは、「人からお褒めいただいても、まだまだと思っているのでね、受け止めたことはない気がするんですよ。だから、これから頑張ります」と語っていました。

■服作りに対する思い“日常生活に入ってくるものを目指そう”

三宅さんは当時、自身の服作りについて「お金持ちのために服をつくりたいとかはないんですよ。なにか今までにないもので、我々の特徴が出るもので、値段も高くなくて。そして、日常生活に入ってくるもの。それを目指そうと決めたものですから」と明かしていました。

また、服について「洗濯も楽で、しわにならない、しわになっても面白いっていう、そういう服が今の服じゃないかと思ってる」と話し、さらに「僕は“モード”という考え方をしないで“衣服”という考え方で捉えますから、長いこと着てもらいたいなという思いが1番ですね」と思いを語っていました。

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