中村梅枝 8歳 大阪で初舞台への意気込み語る 自己紹介で祖父・萬壽、父・時蔵をチラリと見る
『七月大歌舞伎』開催を前に式典に登場した萬壽さんは、「43年間名乗りました時蔵という名前を息子にとられまして…あっ違う違う、譲りまして、初代中村萬壽となりました。どうぞよろしくお願いいたします」と、ユーモアを交えながら挨拶。「本日お集まりいただいた皆様方の期待を裏切らないように精いっぱい、千穐楽まで勤めるつもりでございますので、どうぞよろしくお願いいたします」と決意を明かしました。
続いて、時蔵さんは登場するやいなや「私は決して名前をとったわけではございません」と、父親の言葉に笑顔で対応。「5年ぶりの松竹座でございまして、まさか名前を変えて松竹座にまた出させていただけるとは思ってもおりませんでした。ぜひぜひ皆様お誘い合わせの上、何度もお越しいただけるとありがたいです」と呼びかけました。
そして、8歳の梅枝さんが登場。「中村梅枝です」と自己紹介すると、祖父・萬壽さん、父親・時蔵さんの方をチラリと見ました。その後正面に向き直り、「松竹座が初めてなので楽しみです。(『恋女房染分手綱』の)重の井子別れ(という場面)で三吉を勤めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします」と、大勢の観客の前での挨拶を無事に終えました。