初代 中村萬壽、初舞台の孫・中村梅枝 8歳と共演 「楽しくやってくれるんじゃないか」
作品名は『紅白滝図』。日本画家の千住博さんが手がけたもので、幕の下手には3人の名前が英語で書かれています。
紅白の大きな幕を背に、萬壽さんは「一日一日と萬壽、時蔵、梅枝の三代の襲名披露が近づいてきたなと感じております」と心境を明かしました。
稽古について聞かれた時蔵さんの長男・梅枝さんは「まあまあ」と回答。時蔵さんは「今回は長い時間舞台におりますので、様々なダメ出しを昨日の稽古でしました。一つ一つ修正していくのが大変かな」と話しました。
また、萬壽さんは「(演目の)山姥では、私と孫の梅枝が一緒に舞台を勤めております。女方の家系に生まれたわりには立役が好きで、見得が好きで、立ち回りが好きでございますんで、今回は彼の好きなものを全て要素としたと思っております。始まると結構、楽しくやってくれるんじゃないかなと思っております」と語り、萬壽さんが梅枝さんに「見得をするの好きですか?」と問いかけると、梅枝さんは元気に「はい」と答えました。