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初代 中村萬壽、初舞台の孫・中村梅枝 8歳と共演 「楽しくやってくれるんじゃないか」

2024年5月28日 21:55
初代 中村萬壽、初舞台の孫・中村梅枝 8歳と共演 「楽しくやってくれるんじゃないか」
五代目中村時蔵改め 初代中村萬壽を襲名
歌舞伎俳優の中村萬壽さん(69)、中村時蔵さん(36)、中村梅枝さん(8)の親子3代が、東京・歌舞伎座で行われる襲名と初舞台で使用する『祝幕』を披露し、今の心境を明かしました。

祝幕が使用されるのは、6月1日に初日を迎える『六月大歌舞伎』。五代目中村時蔵改め、初代中村萬壽と四代目中村梅枝改め、六代目中村時蔵の襲名披露、そして小川大晴さんが、五代目中村梅枝を名乗り初舞台を踏みます。

作品名は『紅白滝図』。日本画家の千住博さんが手がけたもので、幕の下手には3人の名前が英語で書かれています。

紅白の大きな幕を背に、萬壽さんは「一日一日と萬壽、時蔵、梅枝の三代の襲名披露が近づいてきたなと感じております」と心境を明かしました。

稽古について聞かれた時蔵さんの長男・梅枝さんは「まあまあ」と回答。時蔵さんは「今回は長い時間舞台におりますので、様々なダメ出しを昨日の稽古でしました。一つ一つ修正していくのが大変かな」と話しました。

また、萬壽さんは「(演目の)山姥では、私と孫の梅枝が一緒に舞台を勤めております。女方の家系に生まれたわりには立役が好きで、見得が好きで、立ち回りが好きでございますんで、今回は彼の好きなものを全て要素としたと思っております。始まると結構、楽しくやってくれるんじゃないかなと思っております」と語り、萬壽さんが梅枝さんに「見得をするの好きですか?」と問いかけると、梅枝さんは元気に「はい」と答えました。