ケネディ元大統領暗殺事件、全ての機密文書公開を命じる大統領令にトランプ氏が署名
アメリカのトランプ大統領は23日、ケネディ元大統領の暗殺事件に関する全ての機密文書の公開を命じる大統領令に署名しました。
トランプ大統領は23日、ケネディ元大統領の暗殺事件に関する未公開となっている文書の機密を解除し、公開を命じる大統領令に署名しました。第1次政権時の2017年に機密文書が公開されましたが、安全保障上の理由から、一部の文書の公開が見送られていました。
トランプ大統領「これは大きいやつだ。多くの人が何年、何十年と長い間待ち続けたもので、全てが明らかになるだろう」
1963年に起きたケネディ氏の暗殺事件をめぐっては、事件直後に逮捕され死亡したオズワルド容疑者の単独犯と結論付けられているものの、アメリカ国内には真相に疑問を持つ声もあります。
大統領令は、遺族とアメリカ国民は、透明性と真実を知る権利があるとして、「暗殺に関する全ての記録を先延ばしすることなく公開することは、国益にかなうことだ」としています。
今回の大統領令では、1968年に起きたケネディ氏の弟のロバート・ケネディ元司法長官や、公民権運動を主導したキング牧師の暗殺事件に関する文書の公開も命じています。