岡田准一、きょうSMILE-UP.を退所 俳優として成し遂げた功績を振り返る
■1995年にV6としてデビュー 解散まで26年間アイドルとして活動
岡田さんは坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さん、森田剛さん、三宅健さんとV6を結成。グループでは最年少メンバーでした。1995年11月に『MUSIC FOR THE PEOPLE』でCDデビューすると、『MADE IN JAPAN』『愛なんだ』『WAになっておどろう』『Darling』などヒット曲を連発。デビューから解散まで53枚のシングルを発売し、グループは2021年11月に26年の歴史に幕を下ろしました。
■男性俳優として初の偉業 日本アカデミー賞をW受賞 近年はアクション作品で活躍
岡田さんはV6としての活動と並行して、俳優としても活躍。ドラマ『木更津キャッツアイ』(2002年)や、大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)、ドラマや映画としても公開された『SP』シリーズなど、コミカルな役から武将や警察官といった役柄まで幅広い演技で主演を務めてきました。
そして、映画賞で高く評価された作品の一つが主演映画『永遠の0』。『第39回報知映画賞』(2014年)で主演男優賞に輝いた岡田さんは、表彰式のスピーチで「たくさんの役者の先輩方の背中を見て、日本の心や男というものが演じられる存在になれるように今後とも精進していきたいと思います」とコメント。当時、所属していた事務所のタレントとして初の受賞となりました。
さらに、『第38回 日本アカデミー賞』(2015年)では、最優秀主演男優賞(『永遠の0』)と、最優秀助演男優賞(『蜩ノ記』)をW受賞。男性俳優として初となる快挙に、「僕がここにいられるのも第1回の(最優秀主演男優賞)受賞者の“人が人を思うことの大切さ”を伝えてくれた高倉健さんのおかげでここに立てるということも一つありますし、“感情が動くときに人は見てくれるんだ”ということを言っていただいたのも、第2回の緒形拳さんで。その時に、“おまえは芝居に向いている。つらいことはたくさんあるし、芝居をやるには難しい環境かもしれないけど、お前は芝居を続けなさい。君は向いているから”と言っていただいて、何とか続けてこられてます」と、俳優の先輩となる高倉健さんや緒形拳さんたちの言葉が後押しとなっていると語っていました。
また、近年は『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021年)、『燃えよ剣』(2021年)、『ヘルドッグス』(2022年)などアクションシーンが光る作品にも数多く出演。『ザ・ファブル』では、格闘シーンを指導する“ファイトコレオグラファー”としても手腕を発揮しました。