杏、8年ぶりに長編映画で主演 偽りの母親役に挑戦「今の自分だったらできるかもしれない」
映画は、ミステリー作家・北國浩二さんによる『噓』が原作。主人公の千紗子が、事故で記憶を失った少年を助ける中で、彼に虐待の痕を見つけるところから物語が始まります。その少年を守るために、自分が母親だとウソをつきながら、認知症の父親を含めた3人で暮らし始め、新しい家族のかたちを育むも、“千紗子のウソ"から明かされていくそれぞれの"かくしごと"が描かれます。
■主人公・千紗子は「難しいシチュエーションの役」
映画について杏さんは、「難しいシチュエーションの役だと思いました。 ただ、“もしかしたら今の自分だったらできるかもしれない"と思い、役に挑みました。千紗子の行動は果たして良いことなのか、悪いことなのか。自分だったらどうするかなど、見終わったあとに誰かと話したくなる映画です」と、コメントしています。
杏さん演じる千紗子の父親役に、奥田瑛二さんが出演するほか、安藤政信さん、佐津川愛美さん、酒向芳さんらが脇を固めます。また、オルタナティブ・ロックバンド・羊文学の書き下ろし楽曲『tears』が主題歌になっているということです。