小林幸子、八代亜紀さんとの別れに涙「同じ時代を歌わせてもらったことを誇りに思う」
■“思いを実現するため”コンサート形式のお別れの会
お別れの会は、ステージ復帰を熱望していた八代さんの思いを実現するためコンサート形式に。さらに、自身の声を残したいという八代さんの希望で生前に収録された音声データをもとに生成された“AIナレーション”も流されました。
■小林幸子「宝物が形見になってしまって」
八代さんと40年以上の交流があるという小林さんは「私の中ではずっと引きずっていて、亜紀さんがこの世にいないんだってことが、どうしても考えられなくて。きょうのお別れの会でここに来て、やっと亜紀さんが亡くなったってことを受け入れることができた」と涙ながらに告白。
続けて「お別れの言葉も何もなくてね。本当に早かったですね。もっとたくさんいろんな歌、歌いたかっただろうし、やりたいこともたくさんあっただろうし」と思いを巡らせ、「昭和という時代を、唯一無二の八代亜紀という偉大な歌手がいたということ、一緒に同じ時代を歌わせてもらったことを私は誇りに思っています。素晴らしい歌い手です」と、尊敬の念を伝えました。
そして、八代さんとのエピソードについて聞かれると「私は亜紀さんに肖像画を描いてもらいました。私の宝物になりました。宝物が形見になってしまって…」と声を震わせ、「いつも玄関に飾ってあって、きょうも『亜紀ちゃん会いにいくね』って言っていたんですね。朝起きたら雨じゃないですか。まさに『雨の慕情』だって言って家を出てきた」と、故人をしのびました。