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新ホール問題は建物だけではない 快適なステージに必要なホール運営スタッフの育成【徳島】

2025年2月26日 19:00
新ホール問題は建物だけではない 快適なステージに必要なホール運営スタッフの育成【徳島】
連日お伝えしていますように、いま徳島県議会でも徳島市議会でも新ホールをめぐる議論が熱を帯びています。

しかし、首尾よく建物ができたとしても、それを運営するスタッフがいなければホールは成り立ちません。

実際にホールを動かすスタッフたちの姿をご紹介します。



2月13日、徳島市のあわぎんホールで、ホール接客を学ぶための講座が開かれました。

講師はその道25年、ホール接客のプロ、星乃もと子さん。

これまで東京芸術劇場など、国内の名だたる名ホールでスタッフの指導に当たってきました。

受講生として参加したのは会社員に主婦、それにボランティアなど様々です。


2月22日、受講生たち20人は黒いスーツに身を包み、実際の公演でホール接客の実践に挑みました。

開場時間ギリギリまで、教わった所作を繰り返します。

いよいよお客さんがやってきました、この日の公演はオーケストラによるクラシックのコンサートです。

当日券を求める人も、次々に会場を訪れます。

チケットは、当日券含め800席が完売。


(近藤善允記者)
「インタビューは受けてもらえませんでしたが、参加者からは『徳島にはホールがないから、ホールスタッフが育たないのでは?』という声も聞かれました」

お客さんが快適にステージを楽しめるよう黒子に徹するホールスタッフは、まぎれもなく地域文化の担い手です。

新ホールを求めてさまよう「空白の30年」がその流れを断ち切らぬよう、笑顔あるところにこそ、文化の花は開きます。


(詳しくは動画で)

最終更新日:2025年2月26日 21:10
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