黒漆の盆に自然石と白砂で風景描く 細川流盆石の作品展
熊本市南区のくまもと工芸会館で、細川流盆石展が開かれています。
盆石は、黒漆の盆の上に自然石を置き、白砂を使って風景を表現する日本古来の縮景芸術です。細川流盆石は細川幽斎が始祖といわれ、和歌を添えるのが特徴です。
会場には、日本各地の風情を盆石で再現した34点が展示されています。そのひとつ、平嶋丈山さんの「肥の海」は、雲仙岳と天草の間の海と、そこを渡る船を朝の光が照らす様子が繊細に描かれています。
この展示会は10月29日まで行われています。