荒尾市出身の映画監督による初の長編映画が、11月に先行公開を迎えます。ロケ地の一つとなった荒尾市の有明高校で12日、特別講義が開かれました。

有明高校で特別講義をしたのは、荒尾市出身の映画監督、有働佳史さん。CMやドラマなど、これまでに数々の映像作品を手掛けています。

有働監督が、6年がかりで完成させた初の長編映画「女優は泣かない」。スキャンダルで女優の仕事を失った主人公が、若手ディレクターとともにつくる｢故郷の熊本で撮影する密着ドキュメンタリー｣を通じて、自分の居場所などを再発見するストーリーです。

映画監督になるまでの経緯や、表現の方法などを語った有働監督。生徒たちに伝えたかったことは…。

■有働佳史監督
「この映画は夢じゃなくて意地なんですよ。みなさんも夢と思うと大変に思えるけど、意地は突き通せるので、やりたいことがあったら意地になってやってください。いつかやめなければ、絶対意地は通せるので」

■生徒
「とてもすごいと思うし、荒尾が映画になるというのがすごいことだと思います」
■生徒
「自分にも夢があるので、いろいろなことに挑戦することが大事だと思いました」

映画｢女優は泣かない｣は、11月3日に熊本市のDenkikanと福岡県大牟田市のセントラルシネマ大牟田で先行公開され、12月からは全国で公開されます。