富山ロケ作品 映画「少年時代」の篠田正浩監督亡くなる 高志の国文学館のアドバイザーも務める

戦後の日本を代表する映像作家のひとりで、富山を舞台に撮影された映画「少年時代」などで知られる映画監督の篠田正浩さんが、今月25日亡くなりました。
94歳でした。
篠田さんは岐阜県出身で1953年に松竹に入社しました。
退社後の1967年には独立プロダクション「表現者」を設立し、数多くの映画作品を手がけました。
代表作の1つ、1990年公開の映画「少年時代」は富山ゆかりの作家・柏原兵三の小説「長い道」と、氷見市出身の漫画家藤子不二雄Aさんの疎開体験を描いた漫画をもとにしたものです。
篠田さんが監督し、朝日町や入善町など県内各地でロケが行われ、多くの県民がエキストラとして参加しました。
また、2012年に開館した「高志の国文学館」のアドバイザーを務めるなど、富山ともゆかりが深い映画監督のひとりでした。