伝統的特産品の新たな販路拡大へ「21世紀えひめの伝統工芸大賞」表彰式
愛媛の伝統的な特産品の新しいカタチを見出し、販路拡大に繋げるコンテストの表彰式が行われました。
「21世紀えひめの伝統工芸大賞」は県の伝統的特産品の販路拡大につなげようと毎年、県が開いています。
今年度、大賞を受賞したのは、今治市で繊維製品の染色加工などを行う西染工の関原豪さんが開発した「プルオーバーシャツ」です。
この商品の生地は今治タオルの織機で作られていて、通常のデニム生地と違いタオルと同じ織り方を採用することで、柔らかい肌触りを実現しています。
また、黒色の釉薬をベースに白色の釉薬を流し込んで氷が割れたような模様を表現した陶芸家河野玄容さんの作品や、カラフルな色合いに花の形が特徴の砥部焼作家、遠藤愛さんの作品など、あわせて12の作品が入賞しました。
表彰式では、大賞を受賞した関原さんが「今後もこの賞に恥じぬよう努力していきたい」と意気込みを新たにしていました。
今回受賞した作品は、3月上旬から東京のハンズ新宿店で展示・販売されるということです。