子規記念博物館の常設展がリニューアル「人間・子規」に迫る 自画像や日用品なども展示
新たな展示で「人間・子規」に迫ります。愛媛県松山市の子規記念博物館の常設展示室がきょうリニューアルオープンしました。
オープンに先立ち、きのう子規記念博物館では内覧会が行われ、学芸員が見どころを紹介しました。リニューアルのテーマは、「人間・子規」の探求です。
子規記念博物館 竹田美喜総館長:
「暗い横顔の子規ではなくて、生きていた子規というのをより分かりやすくお伝えして皆さんに分かって頂けたらと思ってます」
展示室の入り口では年代ごとの顔写真とともに出来事が紹介され、子規の生涯を知ることができます。
また、松山市内の子規ゆかりのスポットや子規が上京する際の足跡についてはこれまで‟パネル展示”で紹介していましたが…
杉本記者:
「子規さんにはおよそ200のペンネームがあったそうで、こちらのパネルではそのうち64個をこうやって見ることができるんです」
タッチパネル式の展示にリニューアル。気になるポイントをタッチすれば、詳しい説明が表示されます。
このほか子規の自画像や日用品など‟実物資料”を展示する「名品コーナー」や、子規ゆかりの愚陀佛庵や道後温泉本館などを背景に記念撮影ができる大型モニターも新たに登場しました。
道後温泉本館が全館営業再開する今月11日からは、本館や飛鳥乃湯泉の整理券を提示すると、観覧料が2割引きになるサービスも始まります。