閉館後の美術館で…作品の前に佇むかわいすぎる後ろ姿 ぬいぐるみたちがアートの世界でお泊り会 大分
先週、大分県立美術会館では初めての開催だというユニークなお泊り会が行われました。
会の様子や、お迎えに来た家族を取材しました。
辺りが暗くなった、閉館後の美術館。静まりかえった夜の館内でじっと作品を眺めているのは…
かわいらしいぬいぐるみたちです。
これは子供たちに美術館やアートへの親しみを持ってもらいたいと県立美術館が企画した「ぬいぐるみお泊り会」です。
元々はアメリカで始まったというこのユニークな取り組みは、過去に東京の美術館などで開催されていますが、県立美術館での開催は初めてです。
◆県立美術館 前田香菜子さん
「あまりの可愛さにぜひ大分県立美術館でも開催したいと思って」
20体の募集に対し、115人からの応募があった今回の企画。大小さまざまなぬいぐるみたちは1週間美術館に滞在し、館内さまざまな場所を巡ります。
品よく座って一緒に展示作品を鑑賞する様子を撮影した写真はぬいぐるみの持ち主である参加者に送られます。
そして、お迎えの日。ぬいぐるみとの久しぶりの再会に子どもたちは嬉しそうな様子を見せていました。
◆参加した親子は
記者:「寂しくなかった?」
(首を横に振るこども)
母:「えー!寂しかったって言ってたよ。ちょっとそわそわしていて、ちゃんと寝れているかなとか、ご飯何食べたかなとかそんな話をしてた」
◆参加した親子
「写真もたくさん撮ってもらえていたので、それを見て、一緒に美術館ってどういう所だよという話はしたい」
参加者からは好評だったということで、県立美術館は、「今後もこの取り組みを続けていきたい」と話しています。