伝統の祭り「十日市」 400年の歴史で初リニューアル 開催日と場所を変更へ 山梨
400年の歴史がある伝統の祭り、南アルプス市の「十日市」がリニューアルし、初めて開催日や場所を変更することになりました。
南アルプス市若草地区の十日市は「甲府盆地に春を呼ぶ祭り」とされていて400年以上の歴史を誇ります。
「売っていないものはネコの卵とウマの角」と言われ、毎年200以上の露店が軒を連ね、期間中は10万人ほどが訪れます。
一方で周辺では体験型複合施設「フモット」がオープンするなど環境や交通事情が大きく変化し、祭りの開催方法について変更を求める声も上がっていました。
そこで実行委員会は2月10・11日としてきた開催日を最も近い週末に移動し、現在の開催地での規模を縮小した上で「フモット」でも同時開催することを決めました。
十日市 実行委員会 小野仁士 実行委員長
「(この祭りを)ずっと未来永劫に続けていきたいという気持ち。(周りが)変化するのは致し方がないこと。臨機応変に形を考えながら楽しい祭り、思い出に残るような祭りにしたい」