「教科書で見るより面白い」小学生が狂言を体験 せりふや演技の指導受ける 山梨
日本の伝統芸能・狂言の楽しさを知ってもらおうと11日、小学生を対象にした体験会が甲府市で開かれ、児童が独特なせりふの言い回しや演技の指導を受けました。
この体験会は人間国宝の狂言師・野村万作さん率いる「万作の会」が開いたものです。県内の小学校11校から約430人の児童が参加し、柿を盗み食いした山伏をこらしめる演目「柿山伏」を鑑賞しました。
その後、児童は古典の言い回しや柿を食べる演技に挑戦。「狂言に大道具や照明はなく、大げさに振る舞うことで観客に演技を届ける」などとアドバイスを受ると、大きな声で実践していました。
参加した児童は
「教科書で見るより、リアルで見た方が面白かったです」「あの舞台に立つのはすごく勇気がいって、それをずっとしている役者はすごいと思いました」
狂言の体験は12日も行われるほか、12日午後6時30分からは野村萬斎さんが出演する狂言会が開かれます。