新卒対象の採用活動スタート 今年も“売り手市場” 「オヤカク」も
来年3月に卒業予定の大学生を対象とする、採用活動が1日に解禁されました。人手不足の中、「オヤカク」と言われる学生確保の取り組みも出てきています。
採用活動解禁日の1日、およそ140社による合同説明会には、1600人ほどの学生が参加を申し込みました。
深刻な人手不足の中、学生優位の「売り手市場」となっていて、学生からは「自分のスキルアップにつながる経験ができる企業に就職したい」などの声が聞かれました。
7割以上の企業が、新卒採用は「厳しくなる」と予想していて、内定後の辞退を食い止めたいと、ことしは、学生に内定を出す際に親の意向も確認する「オヤカク」も増えているといいます。
参画企業 採用担当者「学生の方に、親御さんの反応みたいなものは、随時確認するようにはしています」
調査によるとすでに4人に一人が内々定を得ていて、企業側は、学生確保のため、自社や仕事内容について発信を丁寧にする取り組みを強化しています。