人手不足解消へ 広がりみせる「スマート農業」 自動操縦トラクターはGPSに位置情報を設定すると自動で…
農業の人手不足などが課題となる中、誰でも簡単に動かせる自動操縦のトラクターが注目されています。
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埼玉県川島町のコメ農家。トラクターを使った農作業を見せてもらうと…。ハンドルが勝手に動いています。カーブもハンドルを触らずに曲がれます。実はこれ、トラクターの自動操縦システムなんです。
人の操作が必要な従来型のトラクターにも、あとから自動操縦システムを設置できるのがウリで、あらかじめGPSに位置情報を設定しておくと、トラクターが設定通り自動で動きます。
いままで夫に操縦をまかせていた妻は、「楽ですね。誰でも難しいところでなければ自分で運転できますね」と話します。
こうしたロボットやAIなど先端技術を活用する「スマート農業」がいま、広がりをみせています。
農林水産省は農業の人手不足が課題の中、「スマート農業」の推進で食料供給を維持する狙いがあるとしています。
コメ農家の夫「長い距離を直進で走るというのは結構ストレスになるが、それがなくなる分精神的に余裕がある」
トラクターの運転はこれまで夫が一人で行っていましたが、トラクター経験がほとんどない妻も一人でできるように。
障害物などがあれば急停止させる必要はあるものの、作業の負担は軽減され人手不足解消につながるといいます。
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この日は、農家が参加する試乗会が行われていました。
自動操縦を体験「楽で効率変わりますね。未来の農業が来たなという感じがします」
試乗会を主催した会社は。
アグローバル合同会社・原田賢志さん「いままで40年くらい一生懸命やられてきた方と、初めて乗った方が同じように作業できる。後継者不足対策として自動操舵を入れていただくと、若い方に簡単に農業に参加していただけるのでは」