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キャベツ&ブロッコリー高騰 とんかつ店では「千切り」に白菜混ぜ… この価格いつまで?

2024年5月16日 20:45
キャベツ&ブロッコリー高騰 とんかつ店では「千切り」に白菜混ぜ… この価格いつまで?

「高すぎて買えない」という声があがるほど、キャベツとブロッコリーが高くなっています。「とんかつ」には欠かせないキャベツの千切りですが、白菜を混ぜて対応する店も出ています。

   ◇

16日朝、「news every.」が訪ねたのはオープン前の都内の青果店です。市場から仕入れたての、飲食店に卸す業務用のキャベツですが、そのお値段は…

──きょうは1玉、いくらですか?

豊野青果 スタッフ
「これたぶん600円くらい」
「600円、700円くらいですか」

おととい(14日)は、なんと6玉で6000円。つまり1玉1000円で販売したといいます。店頭に並ぶ一般客用のキャベツも1玉300円。普段なら…

豊野青果 米谷公志店長
「(一般客用キャベツ)200円とか、高くても250円とか」

さらに…

豊野青果 米谷公志店長
「これ1個350円もするわけです」

通常150円ほどで売るブロッコリーが、1個350円。“ダブルで高騰”している2つの野菜。

──仕入れ値は

豊野青果 米谷公志店長
「キャベツが1玉300円、ブロッコリーが1玉350円」

──原価で売ってる

豊野青果 米谷公志店長
「この2つは本当にしょうがない。プラマイゼロでも、売れれば良いかなって」

高い値段で売ることもできず、“利益がない”状態に。

豊野青果 米谷公志店長
「お客さんもしょうがないし、俺たち売る側もしょうがないし、産地もしょうがない。しょうがない3連単です」

この状況に、お客さんは…

──ブロッコリーどうですか

お客さん
「買えない!買わない!」

お客さん
「明らかに上がってます。急激にドンと倍以上に上がって」

お客さん
「困るけどしょうがない」

豊野青果 米谷公志店長
「結局しょうがない」

お客さん
「しょうがないんですよ」

店長も…

豊野青果 米谷公志店長
「買い時じゃないですね」

そのため、お店のSNSで次のように発信しています。

豊野青果のXより
「どんどん値上がりしてますが、値段が高い時は無理して食わないという野菜界の鉄則」

キャベツの卸売価格は1年前と比べて約3.7倍と、過去3年間で最高値。ブロッコリーも約2.4倍で、過去5年間で最高値となっています。

街の人も…

公務員(30代)
「子どもがブロッコリー食べやすいので、本当は買いたいけど、高くて買えなくて、食卓に上らなくなっちゃいました」

「お弁当にも入れやすいですし。他の緑の野菜は時間がたつと、色がくすんだりしちゃうけど、ブロッコリーはきれいな緑で、入れるだけでスペースもぎゅってなる」

会社員(30代)
「キャベツは万能なので、高くてもやむなく買っちゃう」

ただ、妻からは…

会社員(30代)
「妻にもよく『高いの買うな』って、怒られます」

──妻に言われる?

会社員(30代)
「はい、レシート見せないといけないので。家計を圧迫しているので、安くなってほしい」

   ◇

再び、先ほどの青果店。千切りキャベツ用の1玉600円以上するキャベツを、近所のとんかつ店に配達していました。

豊野青果 青果店のスタッフ
「普段はね、1箱くらいもってくんだよ」

ただ、16日卸したのは…

「キャベツ1玉に白菜1玉」

このとんかつ店では、ほぼ毎日キャベツを仕入れていますが…

割烹とんかつひろせ 廣瀬慶人店長
「今一番高いので(1玉)1000円を超すぐらいまで。まさかこんなところで、キャベツに足をすくわれるとは。すごくびっくりしてます」

そこで…

──今出したのは

「白菜ですね。キャベツの千切りと混ぜる感じになりますね」

──葉から芯のギリギリまで使う

「できる限り…」

キャベツ2・白菜1の割合で千切りを混ぜて対応。さらに、普段はおかわり無料ですが…

割烹とんかつひろせ 廣瀬慶人店長
「この異常高騰のさなかなので、おかわりは100円いただいております」

おかわり有料で、なんとか、とんかつの値段を据え置いているといいます。

   ◇

キャベツとブロッコリーを育てる千葉・松戸市の農家を訪ねると…

news every.スタッフ
「本来収穫最盛期のキャベツですが、小さなキャベツが目立ちます」

ブロッコリーも例年は出荷する時期ですが、まだ収穫もできない状態。理由は、春先の天候不順だといいます。

戸張農園 戸張恭隆農主
「4月5月は天候不順。気温が低い日が多くて、生育が緩やかに。例年より2~3週間ぐらい出荷が遅れている」

農家にとっても、これまで経験したことのない事態だといいます。

農林水産省によると、価格は今がピークで、今後、6月にかけて他の産地の出荷量が増え、徐々に価格は下がる見通しだということです。