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東京消防庁 19日は3号機に2回放水

2011年3月20日 1:28
東京消防庁 19日は3号機に2回放水

 東日本大地震の影響で深刻な状況が続く福島第一原子力発電所で19日、東京消防庁が未明に続き午後からも再び放水した。一方で、1号機と2号機では、電源を復旧するために外部からケーブルを引く作業が完了した。

 東京消防庁のハイパーレスキュー部隊は、19日午後2時過ぎから福島第一原発3号機に向けて放水を再開し、中断もあったが、放水が続けられた。対策本部からは、可能な限り長時間放水するよう要請があったという。

 こうした放水作業について、枝野官房長官は19日午後、「3号機の使用済み燃料プールには一定の注水に成功したとみており、現時点では一定の安定状況にあるのではないか」と述べ、一定の成果があったとの考えを示した。

 一方、「東京電力」などによると、1号機と2号機で、電源を復旧させるために外部からケーブルを引く作業が完了した。電源を入れる作業は20日午前5時から始め、照明を復活させたり計測機器や中央制御室を機能させたりした後、冷却装置を復活させたい考え。