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コメの放射性物質検査、収穫の前後に実施

2011年8月3日 18:33
コメの放射性物質検査、収穫の前後に実施

 農水省は、コメの収穫シーズンを控え、放射性物質に関する検査方法を決め、3日、生産者や流通業者に説明会を開いた。

 農水省は、コメの放射性物質の検査について、収穫前と収穫後の2段階で行うことを決めた。具体的には、春の田植えの前に実施した水田の土壌調査で、放射性セシウムが土1キログラムあたり1000ベクレルを超えた地域や空間線量の高い地域について、事前に稲を刈り取る。事前の調査で、放射性セシウムが玄米1キログラムあたり200ベクレルを超えた場合、その地域について、収穫の際に集落ごとにコメの検査を実施し、安全確認対策を強化する方針。また、収穫時の検査で玄米1キログラムあたり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出された場合、市町村単位での出荷規制をする方針。