「ストレステスト会議傍聴、今後も別室で」
原子力発電所のストレステストに関する会議に市民団体が乱入して混乱したことを受け、枝野経産相は20日、今後も別室にモニターを設置して傍聴してもらう考えを明らかにした。
18日に原子力安全・保安院が開いたストレステストの妥当性を話し合う会議では、この日から別室での傍聴に変更されたことに反発した市民団体が、同じ部屋での傍聴を認めるよう会議の場に乱入し、警察が出動する騒ぎとなった。
これに対し、枝野経産相は20日の会見で「不規則発言で議事を妨害しないとか、委員に対して制止を振り切って詰め寄ることが、仮に内容的に主張が正しいとしても許されるのか。そうしたことが繰り返されないように対応をとるのはやむを得ないことだと思う」と述べ、今後も、別室にモニターを設置して同時中継を傍聴してもらうと述べた。
会議の一部の委員は同室での傍聴を求めていて、この決定に反発が出る可能性もある。